ゲーム運営会社に紹介予定派遣で就労、無事正社員へ。
ゲーム運営会社に就業する前に、3泊4日で、宮古島に家族で旅行に行った。
当時は念願のソーシャルゲームの現場での紹介予定派遣が決まったとあり、一安心だった。
とても良いタイミングで、旅行のチャンスがきたのだ。
僕は、この宮古島での四日間は、何という安らぎの時間だろうと思ったものだ。
心も体もリフレッシュして、いざ、現場へ。
大企業である前の現場から一転、ドがつくほどのベンチャーだ。
メンバーのレベルが高く、使われている技術、作っているもののレベルも高い。
目の前の仕事を必死でこなす毎日。
この現場で初めてアサインされたRuby on Railsのブラウザゲームのプロジェクトは、旬な技術の塊だった。
私が関わっていたフロントエンドは、htmlがHaml、cssがSass、JavaScriptは、CoffeeScript + backbone.jsである。
また、実はそれまで、git によるバージョン管理というものを経験してこなかった。
なので、最初に苦労したのは、実はgitだった。
また、仕事でMacを使ったのは実は初めてで、慣れないOSにもやはり、手こずった。
それでもまずはHaml+Sassのマークアップから業務を開始。
技術的に新鮮だったのはRubyの繰り返しや条件分岐を使ってマークアップやスタイルシートの記述を効率化できることで、これは快感だった。
勉強会や読書会も、ちんぷんかんぷんながらも、出来る限り参加した。
勉強会はライトニングトーク、テーマを決めて発表など。
読書会は、ノンデザイナーズ・デザインブック、JavaScript:the Good Parts、リーダブルコードなどなど。割と有名な書籍が多かったと思う。
すごくギークな世界で、自分とは別世界の住人だなと思いつつも、この変化を受け入れる事は自分にとって大変刺激的だったし、この時期に学んだ事の大きさは計り知れない。
現場で働いて半年後、念願の正社員としての登用が決まる。
年収面で若干揉めたが、私の方が折れる形で、事態は収束。
想定年収から50万円もダウンなのだから痛かったけど、スキルが足りていなかったということなんだろうなと、今となっては思う。
その後も、Railsゲームの保守運用に携わったが、サービスインから一年くらいで、サービス終了という事になった。
ローンチ前は、ゴールデンウィーク返上で頑張っていた事を考えると、残念な気持ちでいっぱいだった。
確かサービスインの一ヶ月後くらいから、課金が始まって、あの頃は毎日売り上げを見るのが楽しかったのだが。
その次に開発に携わったのが、Unityのアクションゲーム。マップなどのウェブビューのUI部分をJavaScriptを使って実装したり、サーバーサイドの方もいじる事になった。サーバーサイドはPHPとMySQLだった。
ここで初めてPHPのオブジェクト指向を学ぶ機会があり、その概念を理解できた。
これは大きな収穫だった。
このように、このプロジェクトでもさまざまな学びの機会があったが、このゲームは陽の目を見る事なく、開発が中止される事になった。
みんなで飲みに行った時の悔しい気持ちは忘れられない。
この後、デザインチームにアサインされる事になる。