大手証券系SIer系列のウェブ制作会社で半年間、フロントエンドエンジニアとして就労。
この新橋の現場では、さまざまなサイトのコーディングを行った。
技術的には特に新しい事は身につけていない。
しかしながら、既存のJavaScriptのライブラリを使ったUIの実装、css3だけで実装したボタンなど、今まで覚えた事を定着させることができた。
この現場での大きな収穫は、スキル面というよりは、現場の社員さんでとても面白い人がいた事だ。
その人は、現場の社員としてフルタイムで勤務しつつ、空き時間を使って若者たちを集め、会社を作った。転職5年目、そちらの仕事が軌道に乗ってきたタイミングで、退職するという。この時期にこの現場にいられて、色々とお話を聞くことができたのは、とてもラッキーだったと思う。
その人とは、今もフェイスブックで繋がっている。社長として、とても上手く会社経営を取り仕切っているようで、飲食店舗運営のさまざまなソリューションを世に出していて、とても刺激を受ける。
ご本人は、そんな風に思っているなんて、多分想像すらしていないと思うけど。
おしなべてこの現場は、性格が穏やかな方が多かった。
最終日には、現場リーダーさんが、スタバのギフトカードをプレゼントしてくれた。
私の仕事が感謝されたようで、凄く嬉しかった。
また、本社が関西にあるため、関西弁の割合が高く、とても和やかな雰囲気だった。
総じて、現場の雰囲気としては凄く良かった。
良くも悪くも、安定している、ゆったりしている、危機感がない。
見る人が見たら、大企業病っぽいということになるんだろうけど、余裕があって、安定している事が、どれほど安心感を与えることか。
僕は大企業の魅力というのは、ここにこそあると思っている。
この現場での学びは、こんなところにもあった。
半年間の契約期間満了後、別の現場に行きたいため、契約を継続しない旨、派遣元に伝えた。
当時はそんな余韻に浸る余裕もなく、このあといよいよ、正社員への道筋となる、ゲーム運営会社にて、紹介予定派遣で働くことになる。